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大鋸 一正 / 蛾
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これはまるでロシアの奇才ヴィクトル・ペレーヴィンや。表題作がヤバすぎる。蛾を見たものと見なかったもの、蛾が見たものと見なかったものの視点が校舎を出たり入ったりしているうちに時間は引き延ばされて…。「鳥」は青木淳悟の『このあいだ東京でね』マナーの逸品。そして衝撃のデビュー作『フレア』のリライト版がラストに置かれているんだけれど、あの胸糞悪い物語のなかで作者は術式反転を使っている。現実で、小説で術式反転を使っている人を初めて見た。しかし反転術式ではないので物語が治癒されるわけではなく寧ろ一層に…。新刊で入荷。
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