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土井政司 / ほんまのきもち(6刷)
¥1,650
いま刻みつけておきたかった物語です。 全頁シルクスクリーン印刷、フォント、紙質に至るまで徹底的にこだわって作りました。 2023年4月20日 第一刷発行 著者 土井政司 装画 土井巴音 発行所 タラウマラ レイアウト・印刷・製本 マノ製作所
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土井政司 / アリッサのこと(3刷)
¥1,760
ある島で観光客を相手にガイドを行う夫婦の足元にはいつも大量のヤシガニはいた。やがてふたりは彼らの足音に誘われ……。 短編小説3部作の最終章は、ドゥルーズの生成変化に真正面から対峙し、ひとつの物語に落とし込みました。書籍の雰囲気からもお察し頂けるとは思いますが、本作は僕なりの『ブッシュ・オブ・ゴースツ』です。装丁画はmoanyusky の音楽レーベルprivacyのロゴデザインでお馴染みの橋本アツシ。印刷、製本はもちろんマノ製作所。今回もすべてシルクスクリーンでの印字となります。最後の最後までギミック満載ですので、お楽しみ頂けたら嬉しいです。 題名:アリッサのこと 著者:土井政司 装画:橋本アツシ 書籍デザイン・印刷・製本:マノ製作所
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土井政司 / JAGUAR (zine+CD) LTD.200
¥2,500
SOLD OUT
いまから15年ほど前、自己認識の凋落と肉体が瓦解していく世界線の最中、大阪の地下、名も忘れた薄暗い音響空間で見たひとりの女性DJのplayに心を奪われた。彼女がレコードとミキサーに触れる行為自体が、あたかも人間の集合を忌避しているかのようだった。当時の肉体労働に疲弊した我が身に、その音は明確に楔を打ち込んだ。壁に貼られたタイムテーブルと携帯電話で時刻を確認すると、彼女の名は「JAGUAR」というらしい。その後、合法、非合法を問わずあらゆる影響下に於いて私の精神と肉体は乖離し、気がついたときには吐瀉物まみれの階段に情けなくもひとりで項垂れていた。オーバーサイズのDickiesのポケットから、一枚のフライヤーが出てきたが、酒に濡れインクが滲み、もはやそこに書かれた文字情報からは何も読み取ることができなかった。それからしばらくの間、様々な事情により私は音楽の現場から遠ざかった。しかし私の心身に刻みつけられた彼女の音が消えることはなかった。そして15年の月日を経て、思いもよらぬタイミングでJAGUARとの再会を果たした。私は彼女への想いを恋文として綴り、そのアンサーとして彼女からはライナーノーツと記された音源が届けられた。要するにこれは私たちのディスクールだ。本来の関係性が反転し、少々厄介なシロモノだと勘繰られるかも知れないが、これを複製技術時代の呪物として具現化してくれたマノ製作所に最大級の敬意を捧げたい。限定200部、ナンバリング入り。全頁シルクスクリーン印刷。 著者:土井政司 ライナーノーツ:JAGUAR 装丁:foreign.f レイアウト・印刷・製本:マノ製作所
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DJ PATSAT / PATSATSHIT
¥1,500
2冊の日記を刊行した後、タラウマラ店内の工具箱に呪物として封印していたDJ PATSATの魂を2年半ぶりに受肉化させました。新作は日記ではなくエッセイ+対談です。ここ数年の悪しき流れを断ち切るべくして制作した本作、何もかもが圧倒的に自信作です。爆笑してブチギレて泣いて下さい。宜しくお願い致します。 以下info(目次) はじめに 日付のない日記 ○月○日(助け隊をしばき隊、ドラムスティックで) ○月○日(マジック・ナンバー・ナイン) ○月○日(タラウマラ人物列伝) ○月○日(俎板の鯉、いみじくも恋) ○月○日(インビジブル・ワークスとふわふわの残響) ○月○日(世紀の発見) ○月○日(パクリからオマージュへの折り返し) ○月○日 (Songs in the Key of Life) ○月○日(商店街に滴る血とレベルミュージック) ○月○日(スキゾ・パラノイアでお気楽に) ○月○日(ほんまのきもち) ○月○日(その人の歩むところ) ○月○日(淡路でSummer Never Ends) 小野裕介 挿れるより、挿れられる方かな? 小幡玲央 腹触られたらキレてしまいます 蟹の親子 公開ルナルナみたくなってますよね 日常炒飯事 敵は何ですか? あとがき DJ PATSAT 東淀川区淡路にある中古自転車屋「タラウマラ」 の店主とは赤の他人の瓜二つ。ある意味、忌み子。著書に『DJ PATSAT の日記』『DJ PATSAT の日記 Volume TWO』 PATSATSHIT 2024 年5 月5 日 第一刷発行 著者 DJ PATSAT 発行所 タラウマラ 〒533-0032 大阪市東淀川区淡路 4-8-3 装丁・本文デザイン 呉松慶吾 印刷・製本 イニュイック
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DJ PATSAT / DJ PATSATの日記 (ZINE)
¥1,500
SOLD OUT
Format:Zine (第ニ刷 / MIX CD付属無) NEW 小野和子『あいたくて ききたくて 旅にでる』、上間陽子『海をあげる』とならぶ2020年三部作の前評判に偽りなし!(追悼デビッド・グレーバー『クソどうでもいい仕事の理論』を入れたら2020年四部作?) わざわざ行く意味があるという噂は真実だったという大阪・淡路の<地域を回す>自転車+レコード+古書+アート+衣類の複合ショップ、タラウマラ店主の、折目正しい言葉で綴られた日記(という形式をとった檄文)ブログが、+α書き下ろしとDJ Dick HunterのミックスCDR追加で紙に印刷され遂に出版(第二刷は付属していません)。よりによって世界動乱のこのクソ忙しい2020年末に出版とは、つまりテキトー見流しデジタル消失でなく物心両方で所持し共闘に備えよという高次の宇宙意思からの指令ではないでしょうか!? 外装のみならず中面の活字も全てシルクスクリーン印刷した脅威の一冊です。(まるで活版印刷みたいでこれには感動しました) 仕様:A5版38頁中綴じ/全ページシルクスクリーン印刷 Print: マノ製作所 もうあなたは読んだか!?読んだんか? 大阪・淡路の最前線自転車屋、タラウマラ店長のBLOGをまとめた噂のあの『DJ PATSATの日記』ついに入荷しました。なんと中面ページの活字にいたるまでこれ全てシルクスクリーン刷り!ゲ〜!ルーペで調べたら活版印刷のごとき活字の姿かたちに感動。今日から発送はじめています。付属のミックスCDRはDJ Dick Hunterの生一発録りゆえのハプニングも入った逸品です(MIX CDは第二刷については付属しておりません)
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DJ PATSAT / DJ PATSATの日記volume TWO (ZINE)
¥2,000
SOLD OUT
Format : ZINE NEW 全64ページシルクスクリーン印刷 印刷・製本 / マノ製作所 装丁 / 細谷淳 (タラウマラ)
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タラウマラオリジナルI.S.H.Aスエット
¥7,000
SOLD OUT
タラウマラオリジナルの完全新作スエットが完成致しました。デザインは初期の頃からお世話になっている樋口さん(@u_t_b_s_ )。これ、ヤバくないですか?僕はこのデザインと一緒に樋口さんの想いも受け取ってマジで泣きそうになりました。ボディはアグロスと同じGILDANです。
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タラウマラオリジナルI.S.H.AロングスリーブTEE
¥4,500
SOLD OUT
タラウマラオリジナルの完全新作ロンTが完成致しました。デザインは初期の頃からお世話になっている樋口さん(@u_t_b_s_ )。これ、ヤバくないですか?僕はこのデザインと一緒に樋口さんの想いも受け取ってマジで泣きそうになりました。ボディはアグロスと同じGILDANです。
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yokoscum / 鉛祭
¥1,430
SOLD OUT
フランスの作曲家にして野外録音技師、写真家であり民俗音楽学研究者、そして、仏国営ラジオ局傘下の世界音楽レーベル OCORA / オコラを創立したシャルル・デュヴェーユが東京の路上でフィールドレコーディングしたんじゃないかと思わせる圧倒的に珍奇で愉快な民俗音楽。オコラの数ある名盤と並べても遜色ない音源だ。PhazmidiとSoloist Anti Pop Totalizatioのremixも痛快そのもの。得体の知れない音楽は2025年にもまだ存在する!
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COMPUMA / horizons (LP盤)
¥4,620
タラウマラに来てくれる方々とはCOMPUMAさんのことを話題にすることが度々ある。まぁ、氏の音楽について嬉々として語ってくれる人たちはみんな個性的なクセモノ揃いなわけで、それ即ち氏の唯一無二の個性を照射している所以と言わざるを得ない。あの衝撃のスマーフ男組の1st以降、ソロでも悪魔の沼でも一切歩みを止めることなく作品を生み出し続け、さらにその音が鳴る景色を拡張し続けている。特にソロのオリジナル作品はCOMPUMAという人が普段から何を聴き留め、取捨選択し、アウトプットしているのかということの一端に触れることができる。2022年リリースのソロ名義アルバム『A View』も深い霧の中を手探りで歩むことを強制されるような奥深い作品で、僕は未だにあの景色の中を闊歩中で出口が見当たらない…と感じていたところに新作である。あの濃霧の先に草原が広がっていたとは思いもしなかったが、それさえも氏の掌の些事ではないかと勘繰ることもまたひとつの娯楽である。それくらいに本作は印象として明るい。美しいアートワークそのままの音がどこまでも広がっていて逆に怖い。開始から即ビートが鳴ることも珍しい。これはポップなのか実験なのか?それともまったく異なるプッポとでも形容できるナニカなのか?とにかく外はデカすぎる。まわり道を楽しもう。いまならスチルスの「2」と併せて散歩しよう。 Side A 1. horizons 1 (7:59) 2. horizons 2 (6:12) 3. horizons 3 (4:59) 4. horizons 4 (4:29) Side B 1. horizons Interlude (1:16) 2. view 2 electro (6:49) 3. horizons 5 (15:12) マスタリング:中村宗一郎 アートワーク:鈴木聖 Format:LP Label:SOMETHING ABOUT (JP)
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FLACO EL JANDRO “SALAZTLAN"
¥2,640
SOLD OUT
この春はモノがまったく売れないし、予算も限界突破してることもあってオーダーするつもりはなかったんですが、何回も試聴してると我慢できなくなりました笑。普段はあまりカセットテープで音楽を聴くことはないのですが、このクンビアはカセットがとても似合う。 以下info フォード・トラック!カリフォルニア、サリーナスから到着。レタスの産地として有名だが、人口の8割はラティンクスであり、トランプ政権に日々戦々恐々とする多くの労働者たちも汗を流す。チカーノ音楽を生み出すもうひとつの母胎がこうした郊外の農業地帯である。 フォーキーなクンビア・シングル傑作盤「Nadie」(DISCOS RESACA)で注目を受けたフラーコ・エル・ハンドロの新作がカセットで登場。アステカ文明の舞踊曲を彷彿させる長いイントロから始まる哀愁のクンビア(1)、可憐な女性Voとのデュオでシンセ・トロピカル(2)、コリード・トゥンバオとも言える(4)、そしてあのエル・テアトロ・カンペシーノでライブ録音された、公民権運動時に盛んに唄われた「Yo Soy Chicano」のカバー(7)も!彼の故郷であるカリフォルニア州サリーナスへのオマージュを込めた、深く個人的でリズミカルな旅。クルマのなかでこんなカセットが流れてきたら最高! ※ダウンロードコード付 ※この商品は輸入盤です。(日本語テキスト等は付属していません) <収録曲> LADO A 1. Lluvia pesada 2. Almas Vagabundas feat. Gabi Bravo 3. Con mi todo feat. Pak Joko 4. Tío Gabriel LADO B 5. Polaroid 6. La conga del gavilán 7. Yo soy chicano feat. El Teatro Campesino
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12279 / 3 TRACK EP
¥1,200
SOLD OUT
川添健太郎さんとはまだ2回しか会って話をしていない。けれどもその2回でとても濃ゆい話ができた。這いずってる人だと思った。芯のある人だと思った。受け取ったカセットからどれだけ混沌とした音が聴こえてくるのかと思ったら、信じられないくらいにピュアな音楽が聴こえてきた。素晴らしいと思った。 すぐにパイセンのミキ兄からLINEでメッセージが来た。「土井ちゃん、健太郎くんのカセット置いといて」と。やっぱり間違いないな、と確信に変わった。
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MIKUMARINRADIN / 2025.3.01ODWC..
¥1,300
SOLD OUT
「イタリア料理という川もフランス料理という川も、流れ着くのはクソの海なり、みなクソ変化!」というのは、大阪万博のアンバサダーを正式に辞退したダウンタウンの20年前の名作コント「荒城の月」内での浜田雅功のアジテーションですが、某所で録音された本作も路上の掟を踏襲しながら、こうしてタラウマラに流れ着きました。EDITOR は関西〜関東の地下を暗躍するHV5025によるもので、ザラついた音の質感がギャングスタラップの生々しさを際立たせています。極秘入荷ゆえに多くは語りません。感度の良いあなたの直感で購入して下さい。
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ILL FANTASTICO / TUNES FOR RUDE BOY VINNIE (CDR)
¥1,500
名作が路上仕様CDR盤で再入荷! チリパチ音さえも心地良く聴かせてくれる。 春の足音、ルードボーイの踵。
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Derya Yıldırım & Grup Şimşek “Yarın Yoksa”(LP)
¥5,445
先行7インチを聴いた時は、アーティスト色よりもレーベルカラーが前に出ているような気がした。即ちここ数年で多彩な才能を輩出するBIG CROWN印のニュー・ソウルとして。ところがどっこいアルバムを通して聴くと思いっきりアナトリア色が濃厚で、要するに僕のストライクゾーンにドンピシャリってことです。レオン・マイケルズには悪いけれど、本作がボビー・オロサやブレインストーリーのように幅広い層に受け入れられるとは到底思えない。しかしそれと音楽の素晴らしさはまったくの別問題で、本作をきっかけにトルコの伝統音楽やアナドル・ロックに興味を持つ方がひとりでも増えることを切に願う。僕にとっては馴染み深い弦楽器バーラムの妖艶な響きと哀愁のこぶし歌謡が確かに地中海の風を運んでくれる。マーローズがインドネシア語と英語を折衷させて自身の出自を明確にしたように、彼らは8曲のオリジナルに3曲の伝統曲を挿入することで、どこに立脚し、何を見据えているのかを表明する。だからこそ本作は歌詞対訳付きの日本盤を強く推す。「これらの詩のいくつかは、何百年も前に書かれたものですが、今でも十分に通用します。この音楽がとても重要なのは、民衆、マイノリティ、虐げられた人々の声を代弁し続けているからです」 という彼らの言葉は『チ。』のヨレンタさんの想いにも通ずる。僕は本作からポジティブさやサイケデリアはほとんど感じ取れない。深い悲しみと明確な意志に貫かれた真摯な作品だと思う。 デルヤ・ユルドゥルム & グループ・シムシェク 『ヤルン・ヨクサ~明日が来ないなら』 Derya Yıldırım & Grup Şimşek “Yarın Yoksa” 以下info 大注目盤!ニュー・ソウル×トルコ音楽×サイケデリア!プロデュース byレオン・マイケルズ! ボビー・オローサやジ・マーローズなどを輩出する大人気BIG CROWNからニュー・ソウル~トルコ~ サイケデリアをクロスオーヴァーする話題必至作品。 弦楽器バーラムの妖艶な響き、哀愁のアナトリア(トルコ)の民謡調の伝統歌唱、中毒性の高い悦楽のグルーヴに引き込まれていく・・・先行シングル「COOL HAND」も大きな話題に。 ドイツ、ハンブルグでトルコ人の両親のもとで生まれ育ったバーラム奏者&歌手、デルヤ・ユルドゥルム。グループの結成は2021年。メンバーは、フランス人ミュージシャン、グラハム・ムシュニック(key)とアントニン・ヴォワイヤン(g, flute)、そしてケープタウン出身のヘレン・ウェルズ(ds)。ヨーロッパのレーベルからデビューし、本作はビッグ・クラウンからの移籍第1作。プロデューサー、レオン・マイケルズ(ノラ・ジョーンズなど)の手腕が光る傑作。オリジナルと伝統曲を収録。ジャンルを超えて広く音楽ファンに訴求すること必至。 彼らはアナトリアの民族音楽を定義するものを体現する。フォーク・ミュージックは過去の音楽だと思われがちだが、彼女は今日でも同様に重要だと主張する。「これらの詩のいくつかは、何百年も前に書かれたものですが、今でも十分に通用します。この音楽がとても重要なのは、民衆、マイノリティ、虐げられた人々の声を代弁し続けているからです」 (バイオから一部抜粋) 帯・解説・歌詞対訳付輸入盤 解説:サラーム海上
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Derya Yıldırım & Grup Şimşek “Yarın Yoksa”(CD)
¥3,080
先行7インチを聴いた時は、アーティスト色よりもレーベルカラーが前に出ているような気がした。即ちここ数年で多彩な才能を輩出するBIG CROWN印のニュー・ソウルとして。ところがどっこいアルバムを通して聴くと思いっきりアナトリア色が濃厚で、要するに僕のストライクゾーンにドンピシャリってことです。レオン・マイケルズには悪いけれど、本作がボビー・オロサやブレインストーリーのように幅広い層に受け入れられるとは到底思えない。しかしそれと音楽の素晴らしさはまったくの別問題で、本作をきっかけにトルコの伝統音楽やアナドル・ロックに興味を持つ方がひとりでも増えることを切に願う。僕にとっては馴染み深い弦楽器バーラムの妖艶な響きと哀愁のこぶし歌謡が確かに地中海の風を運んでくれる。マーローズがインドネシア語と英語を折衷させて自身の出自を明確にしたように、彼らは8曲のオリジナルに3曲の伝統曲を挿入することで、どこに立脚し、何を見据えているのかを表明する。だからこそ本作は歌詞対訳付きの日本盤を強く推す。「これらの詩のいくつかは、何百年も前に書かれたものですが、今でも十分に通用します。この音楽がとても重要なのは、民衆、マイノリティ、虐げられた人々の声を代弁し続けているからです」 という彼らの言葉は『チ。』のヨレンタさんの想いにも通ずる。僕は本作からポジティブさやサイケデリアはほとんど感じ取れない。深い悲しみと明確な意志に貫かれた真摯な作品だと思う。 デルヤ・ユルドゥルム & グループ・シムシェク 『ヤルン・ヨクサ~明日が来ないなら』 Derya Yıldırım & Grup Şimşek “Yarın Yoksa” 以下info 大注目盤!ニュー・ソウル×トルコ音楽×サイケデリア!プロデュース byレオン・マイケルズ! ボビー・オローサやジ・マーローズなどを輩出する大人気BIG CROWNからニュー・ソウル~トルコ~ サイケデリアをクロスオーヴァーする話題必至作品。 弦楽器バーラムの妖艶な響き、哀愁のアナトリア(トルコ)の民謡調の伝統歌唱、中毒性の高い悦楽のグルーヴに引き込まれていく・・・先行シングル「COOL HAND」も大きな話題に。 ドイツ、ハンブルグでトルコ人の両親のもとで生まれ育ったバーラム奏者&歌手、デルヤ・ユルドゥルム。グループの結成は2021年。メンバーは、フランス人ミュージシャン、グラハム・ムシュニック(key)とアントニン・ヴォワイヤン(g, flute)、そしてケープタウン出身のヘレン・ウェルズ(ds)。ヨーロッパのレーベルからデビューし、本作はビッグ・クラウンからの移籍第1作。プロデューサー、レオン・マイケルズ(ノラ・ジョーンズなど)の手腕が光る傑作。オリジナルと伝統曲を収録。ジャンルを超えて広く音楽ファンに訴求すること必至。 彼らはアナトリアの民族音楽を定義するものを体現する。フォーク・ミュージックは過去の音楽だと思われがちだが、彼女は今日でも同様に重要だと主張する。「これらの詩のいくつかは、何百年も前に書かれたものですが、今でも十分に通用します。この音楽がとても重要なのは、民衆、マイノリティ、虐げられた人々の声を代弁し続けているからです」 (バイオから一部抜粋) 帯・解説・歌詞対訳付輸入盤 解説:サラーム海上
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蟹の親子 / モチベーション(日記集)
¥1,760
SOLD OUT
拙著”PATSATSHIT”でも対談相手を務めてくれたカニオヤさんこと蟹の親子の日々の記憶、その最新作です。シンガポール、イギリス、台灣の旅行記を含む、2023年12月31日から2024年12月31日までの一年間の日記なのですが、過去最高の分厚さです。きちんと読んでから詳細な書評を書きたいので、いまは入荷のお知らせに留めておきます。これから読むのが楽しみです。
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KEITA / 土産円盤
¥1,320
SOLD OUT
夏の恒例祭の土産物をケイタくんが今回は特別に少量だけ納品してくれました。服部緑地に行きたくても行けなかった人、入手し損ねた人、是非ともこの機会に。 いつもの和レゲエな選曲とは一味も二味も違うので、そんな驚きも含めてお楽しみ下さい。
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AIWASTONE - WEST TOKYO DRILL EP
¥3,300
西東京発のミュータント・ベース・ミュージック・ユニットが、日本の楽曲のサンプリングのみで構築した異形ドリル・ビートを12インチアナログ盤でリリース。マジで意味も意義もあるフィジカル作品を是非! 「自分のものよりよほど世界はおもしろく美しかった。ひとのつくった物語のなかに生きているほうが楽で居やすい。人生はキモい」というのは町屋良平の最新作『生きる演技』のなかに登場する一節であり、或いは『呪術廻戦』の乙骨憂太の術式は模倣、他者の術式をコピーして数多の呪術師を圧倒する。なんの話をしているんだと言われても私はAIWASTONEの話だとしか答える気はない。私たちは黒人や白人やラティーノになることはできない。無論、かつて生きた日本人の気持ちに寄り添うことだって叶わない。できることは誰かの用意した物語を生きること…だった筈だがしかし、引用と引用を掛け合わせて完全に独自のドリルビートを産み出す彼らの歩みを同時代に体感できるということは、今後についての可能性の話を孕んでいることの証明に他ならない。たぶん多くの人に勘違いされていると思うけれど、本来「洗練」とは地獄のなかにしか存在しない。
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AIWABEATZ / Like No Other 3(CDR)
¥1,200
サモハンキンポーさんのMIXをオーダーしようとAIWA君に連絡をしたら「ちょうど来週大阪のパーティに参加するのでタラウマラに行こうと思ってたんです」と嬉しい返答。で、久しぶりに会ったAIWA君はいつもと変わらずとても良い空気を運んできてくれて近況を話し合い、お互いの新作を手から手へと、なんていう最高の流れを作ってくれた。本作はまたしても変態で紳士なAIWA節が炸裂した素晴らしいアルバム。COVANのアルバムでもそうでしたけど、いよいよ他の追随を許さない唯一無二にビートメイカーになってきましたね。しかもタラウマラの7インチ棚から本作のサンプルソースとなった一枚をサラッと教えてくれましたよ。ありがとう&おめでとう!(bandcampより2曲追加で収録されています) -以下info- 今年はIRONSTONEと組んだAIWASTONE名義でのフル・アルバム『West Tokyo Drill Trakxxx Vol.2』や、アスパラとのスプリット・ミックステープ『とあるバンドメンバーの失踪について / 맑은 공기』などが話題となったAIWABEATZが、新作オリジナル・フル・アルバム『Like No Other 3』をリリース。12月8日よりBandcampでの配信が開始されています。 『Like No Other』(2020)、『Like No Other 2』(2020)に続く同作では、AUGUST、BLACKMONEY、COVAN(D.R.C.)、CRYSTAL BRAIN、EASTERN.P、HYDRO as BNJ(MUMBIA Y SUS CANDELOSOS)、IRONSTONE、金勝山、九九時計、Lil.Young.J''Я''®、MUTA(JUMANJI)、OH!KISS、Siva Ja Sativa、VOLOJZAをフィーチャー。『とあるバンドメンバーの失踪について / 맑은 공기』のテーマともなっていたWordSound、Asphodel、Axiomタイプのイルビエントや、AIWASTONEでのコンテンポラリーなビートワークなどが反映されつつ、ほぼ全編に亘って和物サンプリングで制作されているという特異性も加わって、フレッシュな聴後感を残す意欲作となっています。
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小幡玲央 / 飴細工 (ZINE)
¥1,000
『ROLLER SKATE PARK』『目下茫洋』というzineを自主制作でリリースしてきた小幡玲央の最新作は、これまでのエッセイではなく短編小説集。半年くらい前に本作の冒頭に収録された「債子」を読ませてもらったんだけど、正直、僕は彼女はエッセイよりも小説の方が向いてるんちゃうかって思ったんです。そして本作の全5編を読んで確信に変わりました。小幡玲央は文学の人です。どの話も「わかりやすさ」や安易な解決はどこにもなく、それどころか言葉の端々にいくつもの歪みがあり、唐突さとわけのわからなさが降り注ぎつつ、露悪的な肉の咀嚼と嘔吐へと七顛八倒する。5編のなかで最も長尺の「債子」は勘定についての感情、その精算の物語で、要するに真新しい紙幣がくしゃくしゃになる頃には幾人もの手垢、体液、残穢のようなものがびっしりとこびりついているものやけど、それでしか弔えない気持ちもあるということ。ね、わけがわからんでしょう(笑)?小説を読んで真に救いになったり、元気になったりするのは表面的な優しさで寄り添ったり肯定してくれたりするものではなく、都度都度の豪胆でぶん殴ってくれるものに出会ったときです。僕は最後の「氷菓」で完全に肉体が溶けて脊髄だけになりました。
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生活 / 戦争
¥2,500
SOLD OUT
生活、彼くらいのピュアな音楽家でないと、もう僕は信用できないかも。ラップもノイズもアンビエントもダンスミュージックも、現在一般的に規定されているそれらとは一線を画するミステリー・オーバードーズ!この国が産んだコントの最高峰と言えば松本人志の『ビジュアルバム』に収録の「診察室にて」意外は認めない筆者ですが、あのコントのなかで患者役の浜田が大声でがなり立てた瞬間、医者に扮した松本が背筋を慄わせて「戦争や…、ちょっとした戦争やな」と呟く。本作のド直球なタイトルが示す「戦争」とは、それに類するものであって世界情勢とは別次元の地平の物語だと僕は勝手に憶測している。これまでのようなCDRではなくプレスCDでリリースされていることからも気合の入り方が違うし、内容も過去最高傑作であると断言します。彼と通ずる音楽家はフランスの電子音楽家ピエール・アンリくらいしか思い浮かばない。ぐちゃぐちゃが一度ぺっちゃんこになったら、普通にかっこよくなるんですね、衝撃!
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ジェイムズ&エリザベス・ノウルソン / サミュエル・ベケット証言録(古本)
¥3,800
僕はベケットの言葉、ベケットに関する言葉を読むとほんまに泣けてくるんですよ。文学でも戯曲でも伝記でも証言でも。別に悲しいことが書かれているわけじゃないし、むしろバカバカしいことばかりなのに、心に刺さります。究極のことを言えば、僕は最終的にベケットさえあればええんです。 帰りのタクシーの中で、ベケットに尋ねた。「いったい『ゴドーを待ちながら』は何を表現しているんです?みんなが勝手なことを言ってますが」。私たちは大笑いした。彼は言った。「共生だよ、ピーター」。
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ジェイムズノウルソン / ベケット伝(上下巻セット)古本
¥10,000
SOLD OUT
この世で最も尊敬している作家の伝記、まぁ、そうなるわな。言語表現の極北とも言える異常な作品を生み出したベケットが、ぬいぐるみを愛する内向的な、それでいて人一倍に負けん気の強い性格の持ち主だったということを知れただけでも頬が緩んだし、あの「おしゃぶり石」の原体験とも言える幼少期の石への執着、河原で日が暮れるまで石を探していたベケット少年を背後から遠い眼差しで眺める両親の姿が脳裏に流れ込んできたときには、流石に涙を堪え切れんかった。 表現の対象がない、表現の手段がない、表現の基点がない、表現の能力がない、表現の欲求がない、あるのは表現の義務だけ、ということの表現だ。p.442