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タラウマラオリジナルトートバッグ(人と本で体ver.)
¥3,300
タラウマラオリジナルトート。デザインはマノ製作所、AFTERのforeign.fによるもの。ボディはいつも僕が愛用しているRRC迷彩柄トートと同型モデル。生地もサイズも安心たっぷり。
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タラウマラオリジナルトートバッグ(術式解放ver.)
¥3,300
タラウマラオリジナルトート。デザインはマノ製作所、AFTERのforeign.fによるもの。ボディはいつも僕が愛用しているRRC迷彩柄トートと同型モデル。生地もサイズも安心たっぷり。
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平凡な生活 / DJ PATSATの日記 (初版&2刷)
¥2,000
初版と2刷でカバーのカラーが異なります。 5枚目画像の奥が初版、手前が2刷です。 敬愛する作家、庄野潤三『夕べの雲』講談社文芸文庫版の解説で阪田寛夫が「丘の上の庄野家を写した大浦家五人家族の時の流れと同時進行で、毎日三枚だけで書き進められた、ある意味では極限の、この先どうなって行くか全く分からない「いま」の接点を、時計の秒針と同じ速さで踏み出し歩み続ける小説だ」と書いています。 本書はまさに自分にとってそのような書き物です。 タラウマラ開業5年目のベスト・オブ・ベストな日記本にして、著者の45年間の人生哲学がすべて詰まっていると言っても過言ではない「平凡な生活」の記録。偉そうな物言いに聞こえるかもしれませんが、本書があればレイモンド・マンゴーの『就職しないで生きるには』を一旦、棚に戻しても問題ないかと(笑)。同時代に同国で生きていくことを考えれば、本書のほうがはるかに実用的だと自負しています。 著者 DJ PATSAT 解説 小幡玲央 発行所 タラウマラ 装丁・本文デザイン 呉松慶吾 カバー印刷 マノ製作所 印刷・製本 イニュニック 375頁 文庫サイズ (佐川急便、スマートレターとレタパ等で複数購入の場合、余分に発生した送料は返金致します。お手数おかけしますがよろしくお願いします)
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DJ PATSAT / PATSATSHIT
¥1,500
2冊の日記を刊行した後、タラウマラ店内の工具箱に呪物として封印していたDJ PATSATの魂を2年半ぶりに受肉化させました。新作は日記ではなくエッセイ+対談です。ここ数年の悪しき流れを断ち切るべくして制作した本作、何もかもが圧倒的に自信作です。爆笑してブチギレて泣いて下さい。宜しくお願い致します。 以下info(目次) はじめに 日付のない日記 ○月○日(助け隊をしばき隊、ドラムスティックで) ○月○日(マジック・ナンバー・ナイン) ○月○日(タラウマラ人物列伝) ○月○日(俎板の鯉、いみじくも恋) ○月○日(インビジブル・ワークスとふわふわの残響) ○月○日(世紀の発見) ○月○日(パクリからオマージュへの折り返し) ○月○日 (Songs in the Key of Life) ○月○日(商店街に滴る血とレベルミュージック) ○月○日(スキゾ・パラノイアでお気楽に) ○月○日(ほんまのきもち) ○月○日(その人の歩むところ) ○月○日(淡路でSummer Never Ends) 小野裕介 挿れるより、挿れられる方かな? 小幡玲央 腹触られたらキレてしまいます 蟹の親子 公開ルナルナみたくなってますよね 日常炒飯事 敵は何ですか? あとがき DJ PATSAT 東淀川区淡路にある中古自転車屋「タラウマラ」 の店主とは赤の他人の瓜二つ。ある意味、忌み子。著書に『DJ PATSAT の日記』『DJ PATSAT の日記 Volume TWO』 PATSATSHIT 2024 年5 月5 日 第一刷発行 著者 DJ PATSAT 発行所 タラウマラ 〒533-0032 大阪市東淀川区淡路 4-8-3 装丁・本文デザイン 呉松慶吾 印刷・製本 イニュイック
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土井政司 / ほんまのきもち(8刷)
¥1,650
いま刻みつけておきたかった物語です。 全頁シルクスクリーン印刷、フォント、紙質に至るまで徹底的にこだわって作りました。 2023年4月20日 第一刷発行 著者 土井政司 装画 土井巴音 発行所 タラウマラ レイアウト・印刷・製本 マノ製作所
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土井政司 / JAGUAR (zine+CD) LTD.200
¥2,500
SOLD OUT
いまから15年ほど前、自己認識の凋落と肉体が瓦解していく世界線の最中、大阪の地下、名も忘れた薄暗い音響空間で見たひとりの女性DJのplayに心を奪われた。彼女がレコードとミキサーに触れる行為自体が、あたかも人間の集合を忌避しているかのようだった。当時の肉体労働に疲弊した我が身に、その音は明確に楔を打ち込んだ。壁に貼られたタイムテーブルと携帯電話で時刻を確認すると、彼女の名は「JAGUAR」というらしい。その後、合法、非合法を問わずあらゆる影響下に於いて私の精神と肉体は乖離し、気がついたときには吐瀉物まみれの階段に情けなくもひとりで項垂れていた。オーバーサイズのDickiesのポケットから、一枚のフライヤーが出てきたが、酒に濡れインクが滲み、もはやそこに書かれた文字情報からは何も読み取ることができなかった。それからしばらくの間、様々な事情により私は音楽の現場から遠ざかった。しかし私の心身に刻みつけられた彼女の音が消えることはなかった。そして15年の月日を経て、思いもよらぬタイミングでJAGUARとの再会を果たした。私は彼女への想いを恋文として綴り、そのアンサーとして彼女からはライナーノーツと記された音源が届けられた。要するにこれは私たちのディスクールだ。本来の関係性が反転し、少々厄介なシロモノだと勘繰られるかも知れないが、これを複製技術時代の呪物として具現化してくれたマノ製作所に最大級の敬意を捧げたい。限定200部、ナンバリング入り。全頁シルクスクリーン印刷。 著者:土井政司 ライナーノーツ:JAGUAR 装丁:foreign.f レイアウト・印刷・製本:マノ製作所
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土井政司 / アリッサのこと(3刷)
¥1,760
SOLD OUT
ある島で観光客を相手にガイドを行う夫婦の足元にはいつも大量のヤシガニはいた。やがてふたりは彼らの足音に誘われ……。 短編小説3部作の最終章は、ドゥルーズの生成変化に真正面から対峙し、ひとつの物語に落とし込みました。書籍の雰囲気からもお察し頂けるとは思いますが、本作は僕なりの『ブッシュ・オブ・ゴースツ』です。装丁画はmoanyusky の音楽レーベルprivacyのロゴデザインでお馴染みの橋本アツシ。印刷、製本はもちろんマノ製作所。今回もすべてシルクスクリーンでの印字となります。最後の最後までギミック満載ですので、お楽しみ頂けたら嬉しいです。 題名:アリッサのこと 著者:土井政司 装画:橋本アツシ 書籍デザイン・印刷・製本:マノ製作所
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DJ PATSAT / 777
¥500
SOLD OUT
KITAKAGAYA FLEA 2025 AUTUMN & ASIA BOOK MARKET出店のために製作した最新の日記。令和7年7月7日にリリースした「平凡な生活」に至るまでの7日間の記録。とにかくこれを読んでもらえたら自分がどのようにして日を記しているかを理解してもらえると思います。今回も完璧なデザイン、編集、製本を担当してくれたのは呉松慶吾。タイトルがダサすぎてデザインに落とし込むのに「平凡な生活」以上に難儀したそうです笑。リソグラフの印字も含めて楽しんで頂けたら幸いです。 タラウマラステッカー封入
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月刊タラウマラvol.1
¥300
SOLD OUT
A5サイズ二つ折り計4ページの薄い読み物ですが、内容はSNSには書き切れない濃厚なものになっていると思います。 今月号は『素(ズキ)直になれなくて』という謎のテキストを掲載しています。ドネーション的な感覚で購入して頂けたら幸いです。
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月刊タラウマラvol.2
¥300
今月号は我が家の愛猫ミューモの18年の時間と「急に具合が悪くなる」ことについての文章です。文字数が一気に増えております。よろしくどうぞ。
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日本語ラップ日記2025
¥1,760
SOLD OUT
「IKUZINE」や「乱読の地層」でお馴染みの著者による最新作は「日本語ラップ長電話」の続編的な内容で、2025年に発表された194作品をわずか半年の「日記」で取り上げるという偉業を達成。何が凄いって、昨今の何て言うてるかわかれへんラップをきちんと日本語として寿いでいること。最近はラッパーのインタビューとか読んでも、リリックに言及されることは少なく、アーティストの出自や背景、犯罪歴などに重きを置いた記事ばかりでこちとらとっくに食傷。山田さんは本書によってヒップホップを言葉の音楽へと回帰させている。しかしまぁ194作品をまるでポチタのように喰らっていく様が凄まじい。どんな胃袋しとんねん、とツッコミたくなったところでSTERUSSの名曲「イブクロ」でも聴きましょう。装丁デザインも笑うてしまうくらい最高です。
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アンドレア・アブレウ / 両膝を怪我したわたしの聖女
¥3,190
トイブックス(@toibooks )の磯上さんにオススメしてもらった一冊。磯上さん曰く「身体で書かれたかのような文体が凄いんです」とのことで、そんなんタラウマラの新ロゴを見てもらったらわかるけど、身体で書くっていうのは僕がいまもっとも大切にしていること(若松孝二も言うてた)で、そんなん買うしかないやんってことで、ほんまにこれが凄かった。かつての舞城王太郎のようでもあるし、でももっと本質的に壊れている感じで、例えて言うなら『うわさのベーコン』の天然知能、猫田道子が『HUNTER×HUNTER』の流星街のエピソードを書いてるかのよう。ルッキズム云々言われるかもしれへんけど、こんな美しい人がめちゃくちゃ下品でエゲツないことを書いてる。「イソラを食べてしまう」が文体も完全に狂っててヤバかった。あまりに良かったのでタラウマラでも入荷してみました。磯上さん、ありがとうございます! 「わたしには自分自身の悲しみなんてなくて、わたしの悲しみは自分の体の中にあるけどイソラのものだと思ったからで、模造のような悲しみ、コピーされた悲しみふたつ、悲しみの偽ブランド、それがわたし、だってわたしには悲しくなる理由がないのにそれをでっち上げてたからだ」本書より抜粋
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阿部 和重 / 阿部和重覚書: 1990年代-2020年代
¥4,950
僕はあまり人の批評とかレビューを面白いと感じたことがないんやけど、この人のは別格、ズバ抜けて面白い。本書のごった煮具合は最近の阿部和重の小説以上に小説的で、なんなら『シンセミア』に並ぶ傑作だと思っている。熱帯夜、枕元に本書を常備してペラペラやったら確実に「飛ぶぞ!」笑。
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山本浩貴(いぬのせなか座) 新たな距離 言語表現を酷使する(ための)レイアウト
¥3,740
SOLD OUT
スーパーマルチタスククリエイター、文学界の「ひとりでできるもん」こと山本浩貴(いぬのせなか座)の待望の初単著。これははっきり言って僕もしっかり咀嚼できているとはとても言えないですね。天才ゆえの難解さが伴うが、本書に収録されている「保坂和志論」「大江健三郎論」はバチバチに痛快です。ともに読み込んで未踏の地へと行きましょう。こういう本こそ昨今流行りの「読書会」なるもので取り上げるのも良いのかもしれませんよ。因みに僕は「読書会」とは距離を感じている人間ですが、その距離感こそを忌避するのではなく、中和させる術式を身につけることが世界を組み換えることに繋がるのかも知れません。それこそが山本の言う「新たな距離」へと近づく第一歩…いや、それこそが制作なのだ!
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青木淳悟 / 青木淳悟初期作品コレクション
¥3,300
こういうものが出版されるのなら業界も捨てたもんじゃないな、と偉そうにナナメ上から言いたくもなる日本語現代文学の最重要長舌大傑作。著作のほとんどが絶版という憂き目に晒され続けてきた著者だけれど、一部の好事家や町屋良平、山本浩貴のようなクリエイターから熱烈な支持を受けてこうして代表作が一冊で一気に読めるようになったことをまずは素直に拍手喝采。複製技術の革新とともにあらゆる表現が可能になったいま青木淳悟ほど愚直に恩恵と怨念を享受している人を他に知らない。サンプリングミュージックとしてのヒップホップを好きでこの人の作品を読んでいないなんてマジで話にならん。すべては土台ありきで、そこからのスクラップ&ビルドでこんなにも異形の塔が打ち立てられるのだ。その鈍器本の中のどこを探ったって青木淳悟はいない。あるのは茫洋とした何処かの誰かの気配、そのテキストの残骸だけだ。まさに私のいない小説だ。タラウマラはもちろん氏の絶版本も古本で揃えています。今夏、何か一冊でも新しいものに触れたいと思っている人は迷わず本書を。
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荻世いをら / 彼女のカロート
¥2,200
「一見凄く凄く感じのいいお兄さんが対応してくれて気持ちよく帰れるのですがきっと罠もあってタイヤ交換チューブ交換したらすぐ潰れた。やられたなと思いました。きっと古いチューブとタイヤを修復して使ってる。最悪」これは旧タラウマラのGoogleレビューの最後に書き込まれた言葉である。ここには罠がある。修理で中古品を代用する際は必ずお客様に確認をする(予算的に中古を求める方も一定数おられるので)。それに新品のタイヤチューブでも、交換後にガラス片や釘を踏めば当然パンクする。ならばその時点で客人は店に一報を下されば店として何らかの返答、対応はできる。しかしこの方はそうはせずにレビューを書き込んだ。もちろん僕はそこに「もう一度確認させてください」というニュアンスの返答を書き込んだが、現在に至るまで客人からの連絡はない。それともう一点、タイヤチューブを指して「壊れた」という表現はどこか奇妙である。空気が抜けた、破裂した、裂けた、バーストした、ならわかる。がしかし、壊れた…とは。これは何の話をしているのかと言えばもちろん『彼女のカロート』の純粋なレビューである。本書はまさに「墓穴を掘る」ことを最大公約数的に小説へと転化させた恐ろしい作品で、昨今の流行であるエッセイのような無色透明な装丁はある種の罠で、それを手にした瞬間からカロートへの道筋は拓かれる。それはまさにイバラの、いや、いをらの道なのだ。新刊で入荷。
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ジェームズ・C.スコット / 実践 日々のアナキズム――世界に抗う土着の秩序の作り方
¥3,080
テロリズムがあればアナキズムもある。本書の素晴らしさはアナキズムが実際に社会にもたらしたものを歴史を踏まえて検証しているところ。かつてMMのECD追悼特集に寄稿された円盤・田口氏の文章を度々思い出す。「ECDは本当に臆病な人で権力や政治を本気で恐れていただけ。それらが勝手に推し進めようとしていることが嫌すぎて嫌なものは嫌だと言っていただけ。だからECD亡き後に活動だけが残るわけではない」というようなことが書かれていた。それでもECDの残した楽曲がデモのアンセム化した構造を考えなければならない。嫌なものは嫌だと全力で抗うこと、そこからはじめるしかないのだから。因みに本書を梁山泊の唯我君が読んでいて、さすがやなぁと思った次第。
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酒井 隆史 / スネーク・ピープル: ジグザグデモ、あるいは戦術の系譜
¥3,080
町屋良平と酒井隆史には共通点がある、と勝手に思っている。永久不滅の名著『通天閣』や『暴力の哲学』にも通底することだけれど、この人は過去を現代の参照にするのではなく、過去という肥溜めに腕を肩まで突っ込んで、ジャンジャンに掻き混ぜて、その中から現代でも肥料となり得る事柄や動機を掴み上げる。文献や事象とともに著者自らが糞尿にまみれているので、信用できる。その様はまるでルナパークの下水処理業者のようだ。じゃあ過去から学んでいまに実践しよう、とはならないのがまた、良い。『通天閣』で知った小野十三郎や逸見直造は真のアナキストであり、本書のスネークダンスもまた…。とにかくあとのことは自分でググれ、いや、ジグれ!
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山本俊輔 / UN
¥5,800
info 本書に収められた写真は、作者が2025年3月から6月にかけて滞在した、フィリピンの山岳都市・バギオにて主に撮影されたものである。路上に広がる風景を、内省的かつ逃避的な視点で捉え、移り変わる情景は醒めることのない夢のような閉じたイメージへと収束していく。 Edition of 300 山本俊輔 拠点を持たず活動し、各地の路上を撮影。本作「UN」は初の写真集となる。
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ブリッタ・テッケントラップ 作 梨木 香歩 訳 / ブランコ
¥4,180
子どもたちがいまよりももっと小さかった頃、彼らはいつもブランコに乗っていた。遊びに出かけて帰りが遅いので探しに行くと大体は片山公園のブランコに乗って遊んでいた。親子でブランコに乗って色んな話をした。たのしい話題がほとんどだけれど、ときには悲しい話や辛い話も。それこそ僕が子どもの頃にも何かあれば、いや何もなくても片山公園や泉公園のブランコに揺られながら友人たちと語り合った。いまも同じ場所に腰掛ければ、そのときの情景が鮮明に甦ってくる。消えたスニーカー、欠けた前歯、ひび割れた肋骨、別れた彼女、遠くに行った友だち、思いつきの言葉、それらのすべてをブランコがきちんと覚えている。だから身体と一緒に時間も揺らぐ。場所こそがいきものたちの記憶をとどめていることを知っている人だからこそ、こんなにも感動的な絵本が作れるんだろう。僕はあるページで涙が滲んだ。きっと必ずどこかのページがあなたの心を掴んで離さないと思う。
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作 伊藤 亜和 絵 出口 かずみ / モプーはヘンダ
¥1,870
SOLD OUT
人はみんなと一緒が安心するし、影響力のある人について行きたくなるし、選択肢さえ委ねて選んでほしくなる、そんなのはまだ全然マシで、委ね選ばされていることにも気がつけずに自分の意志で選択しているような気になっている人も沢山いる。誰かが読んだ本、誰かが観た映画、誰かが食べたもの、誰かが着ている服、誰かが行った場所、誰かと同じ生き方…、そこからはみ出ちゃってる人のことを「ヘンダ」と思う、思ったら言う、笑っちゃう。すると「へんだ」は増殖する。いつの間にか言われた人は「へんだ」に囚われて身動きが取れなくなる。でも本当は変じゃない人なんておらんやん。気を衒った変さじゃなくて、いまそこにある変さをみんなで差し出しあえたら素敵やん。一部のアーティストを除いて最近はヒップホップを聴くのが本当に苦痛になってきて、それは自分たちの過剰さを肯定して、そうではない人を「へんだへんだ」と糾弾するから。僕は最近の多くのラップミュージックよりもこの絵本の方がもっとずっとヒップホップだと思う。
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エーヴァ・リンドストロム / みんないっちゃった
¥1,870
SOLD OUT
みんなが野球をしてるとき、サッカーをしてるとき、ひとりで野良猫を見てた。みんなが免許を取ってバイクや車に乗ったりしてるとき、ボクシングをしてた。みんなが大学に行ったり就職をしたりしてるとき、専門学校を中退して淀川の河川敷にいてた。みんなが祭りや花火大会でワーキャーしてるとき警備員として交通誘導してた。いまも施設で夜を過ごしているとき、みんなは音の鳴る場所で楽しそうに踊ってた。でもそれで良かったと心から思う。もっと若い頃にこの絵本に出会っていたら、いつまでも外から羨ましそうに眺めているんじゃなくて、自分の内側から流れ出るものを素直に差し出したら良かったってもっと早くに知れただろうな。でも僕にはこういう生き方しかできなかった。本書が描いているように友達って難しいけれど、最高だとも思うよ、ほんまに。
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フアン・ルルフォ / 黄金の軍鶏
¥2,640
SOLD OUT
ガルシア=マルケスにも多大な影響を与えたことでも知られるルルフォの『ペドロ・パラモ』をはじめて読んだときは困惑した。稚拙な言葉で言えば時空が歪んでいた。過去も現在も死者も生者も同じ俎上で並列に扱われていた。いわゆる垂直方向で物語が構築されていくことに慣らされた身には、その描写の端々で困惑し、喘いだ。これがアルトーさえをも魅了したメキシコという地のドラッギーな側面なのかと嘆息したが、いまでは正直言ってそのような並列な時空間に言葉を置く文学の方が身体に馴染みやすくなった。無論それは小島信夫のせいでもある。そんなルルフォがエンタメに振り切ったらどうなるか?という試みが本作『黄金の軍鶏』である。まるでジョジョの1エピソードのようなタイトルにニヤリとさせられるが、内容もまるでタランティーノやロドリゲスの撮るカルトムービーのような痛快さだ。『ペドロ・パラモ』の呪術的な文体からは解き放たれてはいるが、ルルフォならではの死生観がそこかしこに散りばめられている。ラスト数行で鳥肌が立たない人なんているんやろうか?僕にははっきりとエンドロールが聴こえてきた。それはまもなくリリースされるであろうWEST AGROSの新しいMIX…なのかも知れない。装丁も秀逸で、本を並べたい、積みたい、見せたい人の欲求さえも満たすでしょうね。新刊で入荷。 「言いなりになる男なんかいらないわ。守ってくれる人もいらない。自分のことくらい自分で守れるんだから。ただね、いざというとき、相手が誰であろうとびくともしない男じゃなきゃだめなの」(本文より抜粋)
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クラリッセ・リスペクトル / 水の流れ
¥2,640
SOLD OUT
マリヲくんがタラウマラにいた頃に「土井さんと僕やと僕の方がボケで土井さんがツッコミやと思われてるのが悔しい」とよく言っていて、彼にそう言われるくらいに僕は色んなことを知らんかったり抜けてたりする。だからクラリッセ・リスペクトルの『星の時』がいま話題になっていて、「ブラジルのヴァージニア・ウルフ」と評されてることを梶原くんや唯我くんが話題にしてくれてたときも全然ピンと来てなくて「へぇ」くらいのもんやったんやけど、実は僕この人の『水の流れ』が昨年読んだ小説で一番衝撃を受けた作品やってん。よく見たら本書の帯にもヴァージニア・ウルフの文字が書いてあるけど、まったく気にも留めてなかった。いま改めて思うけどウルフちゃうちゃう、これは誰が何と言おうともベケットの『伴侶』なんやで。両作を読んでる人には絶対に伝わると思う。僕が『伴侶』をどれだけ特別に思っているかは友人や『平凡な生活』『FaceTime』を読んでくれた人たちには周知のとおりで、本作は言わばあの『伴侶』で見つめられていた女性サイドから見つめられたような感じというか。クラリッセ・リスペクトルがベケットよりも優っていると思うところは性的描写の美しさやろうな。ベケットのは汚ねぇから笑。『伴侶』だけでなく『名づけられないもの』や磯崎憲一郎の傑作短編「絵画」あたりが好きな人には絶対刺さる!そんなわけで発泡酒やモバイルバッテリーを知らんかったことは本書のタイトルに乗じて「水に流して」(お後がよろしいようで)。新刊で入荷。 「わたしの深みにレモン汁を垂らされて全身を捩らせられるのは好きではない。生の事実とは、牡蠣にかけられるレモン汁だろうか?」(本書より抜粋)
