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  • タラウマラオリジナルトートバッグ(人と本で体ver.)

    ¥3,300

    タラウマラオリジナルトート。デザインはマノ製作所、AFTERのforeign.fによるもの。ボディはいつも僕が愛用しているRRC迷彩柄トートと同型モデル。生地もサイズも安心たっぷり。

  • タラウマラオリジナルトートバッグ(術式解放ver.)

    ¥3,300

    タラウマラオリジナルトート。デザインはマノ製作所、AFTERのforeign.fによるもの。ボディはいつも僕が愛用しているRRC迷彩柄トートと同型モデル。生地もサイズも安心たっぷり。

  • 平凡な生活 / DJ PATSATの日記 (初版&2刷)

    ¥2,000

    初版と2刷でカバーのカラーが異なります。 5枚目画像の奥が初版、手前が2刷です。 敬愛する作家、庄野潤三『夕べの雲』講談社文芸文庫版の解説で阪田寛夫が「丘の上の庄野家を写した大浦家五人家族の時の流れと同時進行で、毎日三枚だけで書き進められた、ある意味では極限の、この先どうなって行くか全く分からない「いま」の接点を、時計の秒針と同じ速さで踏み出し歩み続ける小説だ」と書いています。 本書はまさに自分にとってそのような書き物です。 タラウマラ開業5年目のベスト・オブ・ベストな日記本にして、著者の45年間の人生哲学がすべて詰まっていると言っても過言ではない「平凡な生活」の記録。偉そうな物言いに聞こえるかもしれませんが、本書があればレイモンド・マンゴーの『就職しないで生きるには』を一旦、棚に戻しても問題ないかと(笑)。同時代に同国で生きていくことを考えれば、本書のほうがはるかに実用的だと自負しています。 著者 DJ PATSAT 解説 小幡玲央 発行所 タラウマラ 装丁・本文デザイン 呉松慶吾 カバー印刷 マノ製作所 印刷・製本 イニュニック 375頁 文庫サイズ (佐川急便、スマートレターとレタパ等で複数購入の場合、余分に発生した送料は返金致します。お手数おかけしますがよろしくお願いします)

  • DJ PATSAT / PATSATSHIT

    ¥1,500

    2冊の日記を刊行した後、タラウマラ店内の工具箱に呪物として封印していたDJ PATSATの魂を2年半ぶりに受肉化させました。新作は日記ではなくエッセイ+対談です。ここ数年の悪しき流れを断ち切るべくして制作した本作、何もかもが圧倒的に自信作です。爆笑してブチギレて泣いて下さい。宜しくお願い致します。 以下info(目次) はじめに 日付のない日記 ○月○日(助け隊をしばき隊、ドラムスティックで) ○月○日(マジック・ナンバー・ナイン) ○月○日(タラウマラ人物列伝) ○月○日(俎板の鯉、いみじくも恋) ○月○日(インビジブル・ワークスとふわふわの残響) ○月○日(世紀の発見) ○月○日(パクリからオマージュへの折り返し) ○月○日 (Songs in the Key of Life) ○月○日(商店街に滴る血とレベルミュージック) ○月○日(スキゾ・パラノイアでお気楽に) ○月○日(ほんまのきもち) ○月○日(その人の歩むところ) ○月○日(淡路でSummer Never Ends) 小野裕介 挿れるより、挿れられる方かな? 小幡玲央 腹触られたらキレてしまいます 蟹の親子 公開ルナルナみたくなってますよね 日常炒飯事 敵は何ですか? あとがき DJ PATSAT 東淀川区淡路にある中古自転車屋「タラウマラ」 の店主とは赤の他人の瓜二つ。ある意味、忌み子。著書に『DJ PATSAT の日記』『DJ PATSAT の日記 Volume TWO』 PATSATSHIT 2024 年5 月5 日 第一刷発行 著者 DJ PATSAT 発行所 タラウマラ 〒533-0032 大阪市東淀川区淡路 4-8-3 装丁・本文デザイン 呉松慶吾 印刷・製本 イニュイック

  • 土井政司 / ほんまのきもち(8刷)

    ¥1,650

    いま刻みつけておきたかった物語です。 全頁シルクスクリーン印刷、フォント、紙質に至るまで徹底的にこだわって作りました。 2023年4月20日 第一刷発行 著者 土井政司 装画 土井巴音 発行所 タラウマラ レイアウト・印刷・製本 マノ製作所

  • 土井政司 / JAGUAR (zine+CD) LTD.200

    ¥2,500

    SOLD OUT

    いまから15年ほど前、自己認識の凋落と肉体が瓦解していく世界線の最中、大阪の地下、名も忘れた薄暗い音響空間で見たひとりの女性DJのplayに心を奪われた。彼女がレコードとミキサーに触れる行為自体が、あたかも人間の集合を忌避しているかのようだった。当時の肉体労働に疲弊した我が身に、その音は明確に楔を打ち込んだ。壁に貼られたタイムテーブルと携帯電話で時刻を確認すると、彼女の名は「JAGUAR」というらしい。その後、合法、非合法を問わずあらゆる影響下に於いて私の精神と肉体は乖離し、気がついたときには吐瀉物まみれの階段に情けなくもひとりで項垂れていた。オーバーサイズのDickiesのポケットから、一枚のフライヤーが出てきたが、酒に濡れインクが滲み、もはやそこに書かれた文字情報からは何も読み取ることができなかった。それからしばらくの間、様々な事情により私は音楽の現場から遠ざかった。しかし私の心身に刻みつけられた彼女の音が消えることはなかった。そして15年の月日を経て、思いもよらぬタイミングでJAGUARとの再会を果たした。私は彼女への想いを恋文として綴り、そのアンサーとして彼女からはライナーノーツと記された音源が届けられた。要するにこれは私たちのディスクールだ。本来の関係性が反転し、少々厄介なシロモノだと勘繰られるかも知れないが、これを複製技術時代の呪物として具現化してくれたマノ製作所に最大級の敬意を捧げたい。限定200部、ナンバリング入り。全頁シルクスクリーン印刷。 著者:土井政司 ライナーノーツ:JAGUAR 装丁:foreign.f レイアウト・印刷・製本:マノ製作所

  • 土井政司 / アリッサのこと(3刷)

    ¥1,760

    SOLD OUT

    ある島で観光客を相手にガイドを行う夫婦の足元にはいつも大量のヤシガニはいた。やがてふたりは彼らの足音に誘われ……。 短編小説3部作の最終章は、ドゥルーズの生成変化に真正面から対峙し、ひとつの物語に落とし込みました。書籍の雰囲気からもお察し頂けるとは思いますが、本作は僕なりの『ブッシュ・オブ・ゴースツ』です。装丁画はmoanyusky の音楽レーベルprivacyのロゴデザインでお馴染みの橋本アツシ。印刷、製本はもちろんマノ製作所。今回もすべてシルクスクリーンでの印字となります。最後の最後までギミック満載ですので、お楽しみ頂けたら嬉しいです。 題名:アリッサのこと 著者:土井政司 装画:橋本アツシ 書籍デザイン・印刷・製本:マノ製作所

  • DJ PATSAT / 777

    ¥500

    SOLD OUT

    KITAKAGAYA FLEA 2025 AUTUMN & ASIA BOOK MARKET出店のために製作した最新の日記。令和7年7月7日にリリースした「平凡な生活」に至るまでの7日間の記録。とにかくこれを読んでもらえたら自分がどのようにして日を記しているかを理解してもらえると思います。今回も完璧なデザイン、編集、製本を担当してくれたのは呉松慶吾。タイトルがダサすぎてデザインに落とし込むのに「平凡な生活」以上に難儀したそうです笑。リソグラフの印字も含めて楽しんで頂けたら幸いです。 タラウマラステッカー封入

  • 青木淳悟 / 青木淳悟初期作品コレクション

    ¥3,300

    こういうものが出版されるのなら業界も捨てたもんじゃないな、と偉そうにナナメ上から言いたくもなる日本語現代文学の最重要長舌大傑作。著作のほとんどが絶版という憂き目に晒され続けてきた著者だけれど、一部の好事家や町屋良平、山本浩貴のようなクリエイターから熱烈な支持を受けてこうして代表作が一冊で一気に読めるようになったことをまずは素直に拍手喝采。複製技術の革新とともにあらゆる表現が可能になったいま青木淳悟ほど愚直に恩恵と怨念を享受している人を他に知らない。サンプリングミュージックとしてのヒップホップを好きでこの人の作品を読んでいないなんてマジで話にならん。すべては土台ありきで、そこからのスクラップ&ビルドでこんなにも異形の塔が打ち立てられるのだ。その鈍器本の中のどこを探ったって青木淳悟はいない。あるのは茫洋とした何処かの誰かの気配、そのテキストの残骸だけだ。まさに私のいない小説だ。タラウマラはもちろん氏の絶版本も古本で揃えています。今夏、何か一冊でも新しいものに触れたいと思っている人は迷わず本書を。

  • 荻世いをら / 彼女のカロート

    ¥2,200

    「一見凄く凄く感じのいいお兄さんが対応してくれて気持ちよく帰れるのですがきっと罠もあってタイヤ交換チューブ交換したらすぐ潰れた。やられたなと思いました。きっと古いチューブとタイヤを修復して使ってる。最悪」これは旧タラウマラのGoogleレビューの最後に書き込まれた言葉である。ここには罠がある。修理で中古品を代用する際は必ずお客様に確認をする(予算的に中古を求める方も一定数おられるので)。それに新品のタイヤチューブでも、交換後にガラス片や釘を踏めば当然パンクする。ならばその時点で客人は店に一報を下されば店として何らかの返答、対応はできる。しかしこの方はそうはせずにレビューを書き込んだ。もちろん僕はそこに「もう一度確認させてください」というニュアンスの返答を書き込んだが、現在に至るまで客人からの連絡はない。それともう一点、タイヤチューブを指して「壊れた」という表現はどこか奇妙である。空気が抜けた、破裂した、裂けた、バーストした、ならわかる。がしかし、壊れた…とは。これは何の話をしているのかと言えばもちろん『彼女のカロート』の純粋なレビューである。本書はまさに「墓穴を掘る」ことを最大公約数的に小説へと転化させた恐ろしい作品で、昨今の流行であるエッセイのような無色透明な装丁はある種の罠で、それを手にした瞬間からカロートへの道筋は拓かれる。それはまさにイバラの、いや、いをらの道なのだ。新刊で入荷。

  • ジェームズ・C.スコット / 実践 日々のアナキズム――世界に抗う土着の秩序の作り方

    ¥3,080

    テロリズムがあればアナキズムもある。本書の素晴らしさはアナキズムが実際に社会にもたらしたものを歴史を踏まえて検証しているところ。かつてMMのECD追悼特集に寄稿された円盤・田口氏の文章を度々思い出す。「ECDは本当に臆病な人で権力や政治を本気で恐れていただけ。それらが勝手に推し進めようとしていることが嫌すぎて嫌なものは嫌だと言っていただけ。だからECD亡き後に活動だけが残るわけではない」というようなことが書かれていた。それでもECDの残した楽曲がデモのアンセム化した構造を考えなければならない。嫌なものは嫌だと全力で抗うこと、そこからはじめるしかないのだから。因みに本書を梁山泊の唯我君が読んでいて、さすがやなぁと思った次第。

  • 酒井 隆史 / スネーク・ピープル: ジグザグデモ、あるいは戦術の系譜

    ¥3,080

    町屋良平と酒井隆史には共通点がある、と勝手に思っている。永久不滅の名著『通天閣』や『暴力の哲学』にも通底することだけれど、この人は過去を現代の参照にするのではなく、過去という肥溜めに腕を肩まで突っ込んで、ジャンジャンに掻き混ぜて、その中から現代でも肥料となり得る事柄や動機を掴み上げる。文献や事象とともに著者自らが糞尿にまみれているので、信用できる。その様はまるでルナパークの下水処理業者のようだ。じゃあ過去から学んでいまに実践しよう、とはならないのがまた、良い。『通天閣』で知った小野十三郎や逸見直造は真のアナキストであり、本書のスネークダンスもまた…。とにかくあとのことは自分でググれ、いや、ジグれ!

  • 山本俊輔 / UN

    ¥5,800

    info 本書に収められた写真は、作者が2025年3月から6月にかけて滞在した、フィリピンの山岳都市・バギオにて主に撮影されたものである。路上に広がる風景を、内省的かつ逃避的な視点で捉え、移り変わる情景は醒めることのない夢のような閉じたイメージへと収束していく。 Edition of 300 山本俊輔 拠点を持たず活動し、各地の路上を撮影。本作「UN」は初の写真集となる。

  • ブリッタ・テッケントラップ 作 梨木 香歩 訳 / ブランコ

    ¥4,180

    子どもたちがいまよりももっと小さかった頃、彼らはいつもブランコに乗っていた。遊びに出かけて帰りが遅いので探しに行くと大体は片山公園のブランコに乗って遊んでいた。親子でブランコに乗って色んな話をした。たのしい話題がほとんどだけれど、ときには悲しい話や辛い話も。それこそ僕が子どもの頃にも何かあれば、いや何もなくても片山公園や泉公園のブランコに揺られながら友人たちと語り合った。いまも同じ場所に腰掛ければ、そのときの情景が鮮明に甦ってくる。消えたスニーカー、欠けた前歯、ひび割れた肋骨、別れた彼女、遠くに行った友だち、思いつきの言葉、それらのすべてをブランコがきちんと覚えている。だから身体と一緒に時間も揺らぐ。場所こそがいきものたちの記憶をとどめていることを知っている人だからこそ、こんなにも感動的な絵本が作れるんだろう。僕はあるページで涙が滲んだ。きっと必ずどこかのページがあなたの心を掴んで離さないと思う。

  • 作 伊藤 亜和 絵 出口 かずみ / モプーはヘンダ

    ¥1,870

    SOLD OUT

    人はみんなと一緒が安心するし、影響力のある人について行きたくなるし、選択肢さえ委ねて選んでほしくなる、そんなのはまだ全然マシで、委ね選ばされていることにも気がつけずに自分の意志で選択しているような気になっている人も沢山いる。誰かが読んだ本、誰かが観た映画、誰かが食べたもの、誰かが着ている服、誰かが行った場所、誰かと同じ生き方…、そこからはみ出ちゃってる人のことを「ヘンダ」と思う、思ったら言う、笑っちゃう。すると「へんだ」は増殖する。いつの間にか言われた人は「へんだ」に囚われて身動きが取れなくなる。でも本当は変じゃない人なんておらんやん。気を衒った変さじゃなくて、いまそこにある変さをみんなで差し出しあえたら素敵やん。一部のアーティストを除いて最近はヒップホップを聴くのが本当に苦痛になってきて、それは自分たちの過剰さを肯定して、そうではない人を「へんだへんだ」と糾弾するから。僕は最近の多くのラップミュージックよりもこの絵本の方がもっとずっとヒップホップだと思う。

  • エーヴァ・リンドストロム / みんないっちゃった

    ¥1,870

    SOLD OUT

    みんなが野球をしてるとき、サッカーをしてるとき、ひとりで野良猫を見てた。みんなが免許を取ってバイクや車に乗ったりしてるとき、ボクシングをしてた。みんなが大学に行ったり就職をしたりしてるとき、専門学校を中退して淀川の河川敷にいてた。みんなが祭りや花火大会でワーキャーしてるとき警備員として交通誘導してた。いまも施設で夜を過ごしているとき、みんなは音の鳴る場所で楽しそうに踊ってた。でもそれで良かったと心から思う。もっと若い頃にこの絵本に出会っていたら、いつまでも外から羨ましそうに眺めているんじゃなくて、自分の内側から流れ出るものを素直に差し出したら良かったってもっと早くに知れただろうな。でも僕にはこういう生き方しかできなかった。本書が描いているように友達って難しいけれど、最高だとも思うよ、ほんまに。

  • フアン・ルルフォ / 黄金の軍鶏

    ¥2,640

    ガルシア=マルケスにも多大な影響を与えたことでも知られるルルフォの『ペドロ・パラモ』をはじめて読んだときは困惑した。稚拙な言葉で言えば時空が歪んでいた。過去も現在も死者も生者も同じ俎上で並列に扱われていた。いわゆる垂直方向で物語が構築されていくことに慣らされた身には、その描写の端々で困惑し、喘いだ。これがアルトーさえをも魅了したメキシコという地のドラッギーな側面なのかと嘆息したが、いまでは正直言ってそのような並列な時空間に言葉を置く文学の方が身体に馴染みやすくなった。無論それは小島信夫のせいでもある。そんなルルフォがエンタメに振り切ったらどうなるか?という試みが本作『黄金の軍鶏』である。まるでジョジョの1エピソードのようなタイトルにニヤリとさせられるが、内容もまるでタランティーノやロドリゲスの撮るカルトムービーのような痛快さだ。『ペドロ・パラモ』の呪術的な文体からは解き放たれてはいるが、ルルフォならではの死生観がそこかしこに散りばめられている。ラスト数行で鳥肌が立たない人なんているんやろうか?僕にははっきりとエンドロールが聴こえてきた。それはまもなくリリースされるであろうWEST AGROSの新しいMIX…なのかも知れない。装丁も秀逸で、本を並べたい、積みたい、見せたい人の欲求さえも満たすでしょうね。新刊で入荷。 「言いなりになる男なんかいらないわ。守ってくれる人もいらない。自分のことくらい自分で守れるんだから。ただね、いざというとき、相手が誰であろうとびくともしない男じゃなきゃだめなの」(本文より抜粋)

  • クラリッセ・リスペクトル / 水の流れ

    ¥2,640

    SOLD OUT

    マリヲくんがタラウマラにいた頃に「土井さんと僕やと僕の方がボケで土井さんがツッコミやと思われてるのが悔しい」とよく言っていて、彼にそう言われるくらいに僕は色んなことを知らんかったり抜けてたりする。だからクラリッセ・リスペクトルの『星の時』がいま話題になっていて、「ブラジルのヴァージニア・ウルフ」と評されてることを梶原くんや唯我くんが話題にしてくれてたときも全然ピンと来てなくて「へぇ」くらいのもんやったんやけど、実は僕この人の『水の流れ』が昨年読んだ小説で一番衝撃を受けた作品やってん。よく見たら本書の帯にもヴァージニア・ウルフの文字が書いてあるけど、まったく気にも留めてなかった。いま改めて思うけどウルフちゃうちゃう、これは誰が何と言おうともベケットの『伴侶』なんやで。両作を読んでる人には絶対に伝わると思う。僕が『伴侶』をどれだけ特別に思っているかは友人や『平凡な生活』『FaceTime』を読んでくれた人たちには周知のとおりで、本作は言わばあの『伴侶』で見つめられていた女性サイドから見つめられたような感じというか。クラリッセ・リスペクトルがベケットよりも優っていると思うところは性的描写の美しさやろうな。ベケットのは汚ねぇから笑。『伴侶』だけでなく『名づけられないもの』や磯崎憲一郎の傑作短編「絵画」あたりが好きな人には絶対刺さる!そんなわけで発泡酒やモバイルバッテリーを知らんかったことは本書のタイトルに乗じて「水に流して」(お後がよろしいようで)。新刊で入荷。 「わたしの深みにレモン汁を垂らされて全身を捩らせられるのは好きではない。生の事実とは、牡蠣にかけられるレモン汁だろうか?」(本書より抜粋)

  • ナージャ・トロコンニコワ / 読書と暴動 プッシー・ライオットのアクティビズム入門 (ソウ・スウィート・パブリッシング)

    ¥2,860

    SOLD OUT

    現在エアコンなしのタラウマラ店内は蒸し風呂のような不快な暑さがどうしようもない感じなのだけれど、まぁいかんせん日本人は常時ぬるま湯に浸かっているようなものだとも思うわけで、本書を読んだら猛省するしかない。覚悟が違う。自分たちがやろうとしていることの腹の括り方が別次元だ。だけど根底では僕の言いたいことと結構似てる。ナージャは「アーティストこそ誰よりも働かなければならない」という。決して働かないことを美徳としない。もうそれだけで気持ちが晴れる。本書でもフーコーの以下の言葉を引用している。「人生と仕事において重要なのは、初めとは別の人間になることだ」。みんな本のタイトルとか装丁とかそれっぽい雰囲気で自分を肯定された気になってるだけでしょ。ナージャのようなほんまもんのアクティビストはそんな生優しいもんじゃない。SNSのプロフィール欄に欲しいものリストを挙げてるような連中が活動家を名乗ってんじゃねぇ。死ぬほど働いて(働かされてではない)、汗水流して、抗って、次世代にバトンを繋いで死ぬほど喜びを分かち合うんやで。タラウマラ第2部はそのためにやってます。新刊で入荷。 「何かにお金を払うたびに、私たちはその何かがこの世界に存在することに1票を投じている。何かを購入することは、その製品とそれが環境に与える影響、その製造過程を認めていると市場にメッセージを送ることに他ならない。お金はパワーであり、そのパワーには責任が伴う。もし自分たちのお金をいまとは違うところに払えば、私たちは世界を変えられる」(本書より抜粋)

  • サミュエル・ベケット / どんなふう

    ¥3,520

    SOLD OUT

    もうええて、わかったて、と言われようとも何度でも言う。サミュエル・ベケットが一番好きな作家。理解してるとかしていないとかはさておき、物体、物質、文体としてベケットの著作が好き。究極的にはそれだけありゃ何でもできる、とさえ思っている。どこが一番好きなのかと言われたら、これは山下澄人(だったかな?)も言うたけど、文学って気を抜くと真面目になってしまう、真面目というかシリアス?そして暗くなる。だけどベケットはずっとバカバカしさにとどまり続けている、それがすごいって。ほんまにそのとおりだと思う。こと文学に於いては真面目でシリアスなものは受けるけれど、バカバカしいものは忌避される。だから『伴侶』も『見ちがい言いちがい』も『いざ最悪の方へ』も『短編集』も絶版になる。由々しき事態だ。だから僕はベケットを読み続けるし書い続ける。50年ぶりに復刊したこちらはベケット最初の一冊に最適。新刊で入荷。

  • A・アルトー / タラウマラ(デッドストック)希少本

    ¥3,000

    SOLD OUT

    前店舗時代から数十冊と販売してきた当店の屋号の由来ともなった奇書。 夢野久作の『ドグラマグラ』がどこまでいっても脳内も妄想の域を出ないことに比べてアルトーのそれは常に身体性、具体性が伴う。まさに当店の標榜する身体で書かれた反骨のテキスト。 コロナ禍あたりから絶版で重版の見込みもないことからこれが最後のデッドストック入荷かもしれません。定価より高くなってしまうことをお許し下さい。 Thx:上林翼

  • 野田 努 完全版 ブラック・マシン・ミュージック : ディスコ、ハウス、デトロイト・テクノ (上下セット価格)

    ¥2,300

    SOLD OUT

    こちらの単行本を二十数年前に読んだときは本当に興奮した。デトロイトやシカゴでこんなにも泥臭く反抗的な音楽の運動が起きているなんて、と読了後は彼の地の12インチを夢中になって買い漁ったなぁ。当時、本書を読んで同じようにデトロイトテクノを聴き始めたという坂本慎太郎が「どのレコードも魅力的ではあるけれど、野田さんの文章を超えるものには出会えなかった」というような発言をしていたのが記憶に残っている。確かにこの頃の野田努の文章は神がかり的に躍動感があり、なんとしてでもいまこの時代に起きていること伝えたいという気概に満ち溢れている。それでいてロマンチックでもある。まるでディックとブコウスキーが手を繋いでいるかのような文体。法華寺の住職、藤井さんには話したんだけれど拙著『平凡な生活』は本書の淡路ver.を書いたつもりで、要するに市井の労働者、生活者、息する者たちが各々の悲喜交々を抱えながら泥臭く抵抗の意思を紡いでいくという日常、現実。まさか文庫化されるとは思わなかった。新刊で入荷。

  • 比嘉 慂 / カジムヌガタイ ――風が語る沖縄戦

    ¥1,100

    SOLD OUT

    本書は町屋良平の『生きる演技』同様に戦争を他人事にしないための漫画。きれいごとは一切ない。米軍にも日本軍にも、いやすべての人間にペン先の照準は向けられている。もちろん本書を読んでいる自分たち読者にも。戦争を自分たちの意思で遠ざける(放棄するのとは違う)ためにも読んでいてほしい。新刊で入荷。

  • 鴻池留衣 / すみれにはおばけが見えた

    ¥1,760

    SOLD OUT

    青木淳悟、町屋良平に並ぶ現代の重要作家による最高傑作。本書については映画『シラート』なんて比じゃないくらいにネタバレ厳禁なので、情報は何も入れずに読んでもらいたい。だからここでは『シラート』について少々触れておく。あの映画でネタバレ厳禁を煽っている該当シーンのアレはまったく重要ではなくて、目的を持った人間から順に線上から篩い落とされるということが寧ろ肝要で、だからそこは『ジョジョリオン』のラスボスによるスタンド攻撃(もはや攻撃ですらない)と同じ俎上で語られることを強く求む。人間が目的を持つ、それはまさに神をも叛く背徳行為なのだ、と両作品は伝えようとしている。なぜ本書の紹介文で関係のない作品のことに触れるのかと言えば、著者の鴻池瑠衣が神に背く行為こそが小説を書くことの醍醐味とでも言わんばかりの豪胆かつ超絶技巧で私たち読者を欺こうとしているからだ。というのは全部真っ赤な嘘、だと言ったらどうしますか?要するに読んでもらうしかないってことですよ。

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