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タラウマラオリジナルTシャツ2024
¥3,500
タラウマラオリジナルTシャツの2024ver.です。 ボディ/ CROSS & STITCH Design / 呉松慶吾 シルクスクリーン / マノ製作所 サイズ/着丈/身幅/袖丈/(cm) L / 71 / 52.5 / 20.5 / XL / 74 / 55 / 21.5 /
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タラウマラオリジナルTシャツ2024
¥3,500
タラウマラオリジナルTシャツの2024ver.です。 ボディ/ CROSS & STITCH Design / 呉松慶吾 シルクスクリーン / マノ製作所 サイズ/着丈/身幅/袖丈/(cm) L / 71 / 52.5 / 20.5 / XL / 74 / 55 / 21.5 /
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タラウマラオリジナルTシャツ2024
¥3,500
タラウマラオリジナルTシャツの2024ver.です。 ボディ/ CROSS & STITCH Design / 呉松慶吾 シルクスクリーン / マノ製作所 サイズ/着丈/身幅/袖丈/(cm) L / 71 / 52.5 / 20.5 / XL / 74 / 55 / 21.5 /
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タラウマラ オリジナルTシャツ BLACK / WHITE
¥3,500
SOLD OUT
タラウマラ定番Tシャツです。 ボディ/ Gildan Design / utbs
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土井政司 / アリッサのこと
¥1,760
SOLD OUT
ある島で観光客を相手にガイドを行う夫婦の足元にはいつも大量のヤシガニはいた。やがてふたりは彼らの足音に誘われ……。 短編小説3部作の最終章は、ドゥルーズの生成変化に真正面から対峙し、ひとつの物語に落とし込みました。書籍の雰囲気からもお察し頂けるとは思いますが、本作は僕なりの『ブッシュ・オブ・ゴースツ』です。装丁画はmoanyusky の音楽レーベルprivacyのロゴデザインでお馴染みの橋本アツシ。印刷、製本はもちろんマノ製作所。今回もすべてシルクスクリーンでの印字となります。最後の最後までギミック満載ですので、お楽しみ頂けたら嬉しいです。 題名:アリッサのこと 著者:土井政司 装画:橋本アツシ 書籍デザイン・印刷・製本:マノ製作所
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土井政司 / JAGUAR (zine+CD)
¥2,500
いまから15年ほど前、自己認識の凋落と肉体が瓦解していく世界線の最中、大阪の地下、名も忘れた薄暗い音響空間で見たひとりの女性DJのplayに心を奪われた。彼女がレコードとミキサーに触れる行為自体が、あたかも人間の集合を忌避しているかのようだった。当時の肉体労働に疲弊した我が身に、その音は明確に楔を打ち込んだ。壁に貼られたタイムテーブルと携帯電話で時刻を確認すると、彼女の名は「JAGUAR」というらしい。その後、合法、非合法を問わずあらゆる影響下に於いて私の精神と肉体は乖離し、気がついたときには吐瀉物まみれの階段に情けなくもひとりで項垂れていた。オーバーサイズのDickiesのポケットから、一枚のフライヤーが出てきたが、酒に濡れインクが滲み、もはやそこに書かれた文字情報からは何も読み取ることができなかった。それからしばらくの間、様々な事情により私は音楽の現場から遠ざかった。しかし私の心身に刻みつけられた彼女の音が消えることはなかった。そして15年の月日を経て、思いもよらぬタイミングでJAGUARとの再会を果たした。私は彼女への想いを恋文として綴り、そのアンサーとして彼女からはライナーノーツと記された音源が届けられた。要するにこれは私たちのディスクールだ。本来の関係性が反転し、少々厄介なシロモノだと勘繰られるかも知れないが、これを複製技術時代の呪物として具現化してくれたマノ製作所に最大級の敬意を捧げたい。限定200部、ナンバリング入り。全頁シルクスクリーン印刷。 著者:土井政司 ライナーノーツ:JAGUAR 装丁:foreign.f レイアウト・印刷・製本:マノ製作所
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土井政司 / ほんまのきもち
¥1,650
いま刻みつけておきたかった物語です。 全頁シルクスクリーン印刷、フォント、紙質に至るまで徹底的にこだわって作りました。 2023年4月20日 第一刷発行 著者 土井政司 装画 土井巴音 発行所 タラウマラ レイアウト・印刷・製本 マノ製作所
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FaceTime vol.4 (ZINE)
¥1,000
Format : ZINE (最終号) NEW 著者: (掲載順) 吉川祥一郎 (blackbirdbooks) エノモトヒロシ (TAGOMAGO) DJ PATSAT (タラウマラ) 野間久美子 (nmn) 豊田道倫 岩田法子 uuu TATTO かさご (Socore Factory) 柿沼実 (Bush Bash) 北尾修一 (百万年書房) Loshi CE$ スズキナオ 樋口拓郎 (道程レコード) マリヲ (タラウマラ) 装丁 : 呉松慶吾 (Discipline)
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DJ PATSAT / DJ PATSATの日記 (ZINE)
¥1,500
SOLD OUT
Format:Zine (第ニ刷 / MIX CD付属無) NEW 小野和子『あいたくて ききたくて 旅にでる』、上間陽子『海をあげる』とならぶ2020年三部作の前評判に偽りなし!(追悼デビッド・グレーバー『クソどうでもいい仕事の理論』を入れたら2020年四部作?) わざわざ行く意味があるという噂は真実だったという大阪・淡路の<地域を回す>自転車+レコード+古書+アート+衣類の複合ショップ、タラウマラ店主の、折目正しい言葉で綴られた日記(という形式をとった檄文)ブログが、+α書き下ろしとDJ Dick HunterのミックスCDR追加で紙に印刷され遂に出版(第二刷は付属していません)。よりによって世界動乱のこのクソ忙しい2020年末に出版とは、つまりテキトー見流しデジタル消失でなく物心両方で所持し共闘に備えよという高次の宇宙意思からの指令ではないでしょうか!? 外装のみならず中面の活字も全てシルクスクリーン印刷した脅威の一冊です。(まるで活版印刷みたいでこれには感動しました) 仕様:A5版38頁中綴じ/全ページシルクスクリーン印刷 Print: マノ製作所 もうあなたは読んだか!?読んだんか? 大阪・淡路の最前線自転車屋、タラウマラ店長のBLOGをまとめた噂のあの『DJ PATSATの日記』ついに入荷しました。なんと中面ページの活字にいたるまでこれ全てシルクスクリーン刷り!ゲ〜!ルーペで調べたら活版印刷のごとき活字の姿かたちに感動。今日から発送はじめています。付属のミックスCDRはDJ Dick Hunterの生一発録りゆえのハプニングも入った逸品です(MIX CDは第二刷については付属しておりません)
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DJ PATSAT / DJ PATSATの日記volume TWO (ZINE)
¥2,000
SOLD OUT
Format : ZINE NEW 全64ページシルクスクリーン印刷 印刷・製本 / マノ製作所 装丁 / 細谷淳 (タラウマラ)
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キングジョー / EVERYDAY LOVE (ZINE)
¥1,500
SOLD OUT
Format : ZINE NEW 一冊のみデッドストック確保!(2024.3.6) この数年、SNSや紙・ネット媒体で発表したりしなかったりしたテキストが結構な量になったので「(備忘録も兼ねて)いっちょまとめてみますか」と思い、タラウマラで働く友人のマリヲに御願いしてジンにしてもらいました。その経緯は本書あとがきをお読み下さい。 かねてより、イベントやSNSで、歳下の人相手に聞かれてもないのに武勇伝めいた昔話や、誰も興味の無い自分語りをするくらいなら貝のように堅く口を閉ざすほうがいい。日頃からそう心がけてはいるのですが、やはり「5分だけでもいいからおれの話を聞いてよ」という気持ちはあるもので、本書では自分の体験談を沢山載せてます。 離婚直後に引越屋さんから励まされる話、駅のゴミ箱でジャンプ拾ったら浮浪者に怒鳴られた話、淀屋橋の公衆便所で感じた恐怖、街角で出会ったストレンジ・パーソンたち、地下鉄で見かけた泣いてる女性、新しい部署で訓示を垂れる上司の背後から聞こえてくる「CAPTAIN OF THE SHIP」(長渕剛)、DJセットリスト、ふたりのケンケン、「愛は勝つ」を聴いて勝ち負けを放棄するDJキングジョー、ヤフオク出品デビュー、何もしなかった日の日記・・・。 また、映画レビューも『シークレット・サンシャイン』『おじさん天国』『リチャード・ニクソン暗殺を企てた男』『クローズZERO』『GO GO 70s』『天使のはらわた 赤い教室』『ベルフラワー』『地獄』ほか、「その時に観たいと思ったもの」を基準に書いてます。 ロックならボ・ディドリー追悼文、ローリング・ストーンズ海賊盤ディスクレビュー、サンハウス再結成ライブレポート、内田裕也フリーライブレポート、DJイベントの思い出などなど。 また、本書が「EVERYDAY LOVE」というタイトルになった由来も前後編に分けてネッコリ書いてます。 役に立たない話ばかりですが、このギスギスした世の中を少しでも機嫌良く生きるヒント、もしくは反面教師になれれば本望です。 よろしく御願いします。 (キングジョー) A5判102ページ、1,500円(税込) 表紙写真:倉科直弘 発行:タラウマラ
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speedometer. 「afterglow -残照- 」フォトブック
¥2,500
こちら編集者の和久田さんに教えて頂き、衝撃を受けた1冊が待望の初入荷。今年の8月にリリースされた、speedometer.こと高山純さんのフルアルバム「afterglow -残照-」と同時に発売された、フォトブック「afterglow -残照-」。奇しくも音源とテキストで構成される(価格も同じ!)ということもあって和久田さんが拙書「JAGUAR」と並べて紹介して下さっているのですが、自分で言うのも偉そうな話ですが、不思議と共鳴する何かがあります。怖いです、奇妙です、得体が知れないというのはなんと気色が悪く、そして心地よいのでしょう。どこからともなく降って湧いた言葉と音。2023年のベストな一冊でしょう。 以下infoご参照ください。 ここ数年撮りためた写真に、高山が大阪藤井寺市にて店主をつとめる古民家&古物「はじのさとアサノヤ(ASANOYA BOOKS)」の蔵にて発掘された落丁古書からサンプリングしたテキストで構成。アルバムコンセプトがビジュアライズされたイメージブックとなっています。巻末にアルバム音源のダウンロードコードが付属しますので、音源を聴きながらあわせてお楽しみいただけます。
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Nahoko Otsuka / LOVE BUZZ vol.4
¥2,000
Nahoko Otsukaさんのライフワークzineの最新作はロータス・プラザの2本のインタビューをもとに構成されている。ディアハンターのギタリストとしても名を馳せるロケット・パントの魅力が炸裂した実に貴重な証言がナホコさんの煌びやかな世界感のなかに遊泳しています。ときにインタビュアーの饒舌をサラッと交わすように簡潔に言葉を置くロケットの人柄が滲み出ていて微笑ましい。「お気に入りの機材は何ですか?」との質問に「間違いなくフェンダー・ジャガー」と即答した後に、もう一度噛み締めるように「ジャガーにはマジックがある」と述懐するところが個人的なハイライト。そう、ジャガーにはマジックがあるのだ!
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Nahoko Otsuka / TEENAGE (zine)
¥1,000
昨年末に単独での上映会も成功させた才媛による最新のzineは「TEENAGE」の監督MATT WOLFのインタビュー集です。監督の稀少な言葉をぜひ。
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西邑匡弘 / 平日(写真集)
¥3,500
東淀川区出身の写真家・西邑匡弘さんによる初の写真集『平日』が入荷しました。写真を言葉で論ずることほど難しいことはないですが、本作に収められた平日の風景には、その背後にある時間を感じさせてくれるから僕は素晴らしいと思います。是非とも手に取ってご覧になって下さいくだ。私もあなたも平日の住人なのですから。
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Fujimura Family / PROOF OF LIVING(写真集)
¥4,840
SOLD OUT
Fujimura Family より、写真集"PROOF OF LIVING"が入荷です。生きるとは痛いこと。生きるとははち切れそうに嬉しいこと。昨日の大くんは「この写真たちは写っていないものたちも写っています。それによってこの写真たちは出来ているからです」と伝えてくれて、鮮烈で、一瞬で距離の詰まるこの作品の理由が少し分かった気持ちがしました。詩、言葉抜きでは成立しえない、むしろ詩、言葉そのもの、もっと言えば"何があっても希望そのもの"な、モンスターじみたこの作品を、一度みなさまにも手にとっていただきたいです。わたしたちは何があっても希望そのもの。最高です。 --------------------------------------------------------------- 2020年に自費出版で100冊のみ作られ、そのうち世に出回ったのはたったの90冊だけという、もはや都市伝説となった Fujimura Family の幻の名作『PROOF OF LIVING』を、この度再編集しページも増やし装丁も新たにして MARGINAL PRESS より出版。 「これは、この地球上に生きとし生けるもの全てに対する愛しさと切なさと心強さを感じずにはいられない奇跡のファミリーがありったけの力を振り絞って歩んできた10年間のいのちのポートレイト。 いのちって、思ってる以上にしぶとい。 全ての生きものたちよ、とくとご覧あれ。」 320ページ / B6サイズ / ソフトカバー / 初版 444部限定 -------------------------------------------- Fujimura Family Dai Fujimura(芸術家)と味果丹(詩人)夫婦によるアーティストペア。 写真、詩、陶芸、映像など様々な要素を用いて、生きる証明をそのままに表現する。 "何があっても希望そのもの" 情報の渦の中、パーティー会場はこちら。 パソコン、またはスマートフォンで、コンビニ、ビーチ、瞑想中に。 FFはあなたの何かになれる。全てはそこにある。2020年代を抱きしめて。 -------------------------------------------- Fujimura Family's legendary first book, "Proof of Living" was self-published in 2020 as limited edition of 100 copies and only 90 copies were ever sold to the public. The book has been re-edited, with more pages and a new binding, and will be published by MARGINAL PRESS. “This is a ten year window into the spirit of a miraculous family who can’t help but move through life with everything they have, feeling love, pain, and strength for all the creatures of this world. The spirit of life is more enduring than we think. All living creatures, I beseech thee, thoroughly observe.” 320pages / B6 size / softcover / First edition of 444 copies -------------------------------------------- Fujimura Family Dai Fujimura (artist) and Ajikatan (poet) are an artist pair who use various elements such as photography, poetry, ceramics, and video, to express “proof of living” as it is. "No matter what, there is hope itself.” The party is in the whirlwind of information. On your computer or smartphone, in a convenience store, on the beach, or in meditation. FF can be something of yours. It's all out there. Embrace the 2020s. --------------------------------------------
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かれーらいす / 山彼方 捌
¥1,000
SOLD OUT
山形の怪人かれーらいす君の諸行無常zine『山彼方 捌』が入荷しました。毎度、装幀、判型、内容ともに変化、転調を繰り返す本作ですが、今回は僕にとってはより特別な物になっています。なぜなら装幀画に朝田翔一郎さんの絵画が採用されているからです。そしてこれが想像以上に相性抜群で、ヌメっとした質感の紙質と相俟って、ずっと触れていたくなります。当然のことながら中身も抜群に面白い。かれーらいす君やmoanyusky君のような書き手に僕は嫉妬を覚えます。自分には絶対に書けない。そして本作には僕と著者が出会った日、互いに青春期に身を捧げたボクシング噺で盛り上がったときのことが記録されています。それにマリヲ著『世の人』についても一章まるまる使って言及されています。
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かれーらいす 山彼方 玖(zine)
¥800
SOLD OUT
私がいま唯一、定期購読しているzineです。 山形の怪人かれーらいすによるエッセイとコラージュとポエム。光栄なことに拙書「JAGUAR」についての文章が掲載されています。そして今回も装丁がヤバすぎる。なんと現役女子高生、小笠原稔さんの作品とのことで仰天しました。
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小指 / 宇宙人の部屋
¥1,650
2023年にリリースされた新刊では、個人的にダントツのベストでした。数年前に「宇宙人の食卓」に出会ってから小指さんの大ファンで、エッセイ、漫画、ドローイング、紀行本、音楽と追いかけ続けていますが断言します。本作こそが現時点での彼女の最高到達地点です。才能とひとことで言うのは容易いですが、真に地べたを這いずっている人の文章に触れて肌が粟立つ感覚を覚えた方が賢明です。質感は異なりますがシモーヌ・ヴェイユや武田百合子の正統的(≒異端的)後継者にして、更に向こう側の宇宙を予感させてくれる最高の一冊。偉そうな言い方ですが、これは僕が誰よりも売らなきゃ嘘でしょ!って思うています笑。「あとがき」の最後の一行に至るまで一切の妥協なし! 以下、infoをご参照ください。 自分たちとアルコール依存症の17年間と、 私の共依存症と回復の記録。 『宇宙人の部屋』 発行者 都築響一 編集 ROADSIDERS 価格 税込1650円 文庫本 320P 《なぜか付き合う男が、全員アル中だった…》で始まる、過去に出した同人誌・宇宙人の食卓の"その後"の話。 偏食のKと奔放過ぎるA、そして「自分が彼らを助けなきゃ」と必死になっていた共依存症者の私が、全員で嗜癖の渦中から抜け出そうと生きた記録。 ------------ わたしが恋したひと、一緒に起きて寝て人生を共にしてきたふたりは宇宙人だった。空の上にある無限の暗闇ではなくて、酒瓶の底にある淀んだ宇宙の住人だった。素面だと道端の老犬のように静かに優しいのに、一滴のアルコールで彼らは制御不能な獣に変身した。そして20代のほとんどを獣の世話に明け暮れたわたしも、酒に依存する人間に依存しながら、状況を好転させるどころか彼らの人生をよけい悪化させているだけなことに、ある日気づいてしまった。 アーティスト“小指”がいま初めて綴る、傷だらけの日々の記録。生きることに不器用な、3つの魂がひとかたまりになって坂を転げ落ちていく先に底はあるだろうか。明るい陽の差す出口は見えるだろうか。 (都築響一) ------------ 『宇宙人の部屋』 1. 全国のアル中に苦しまされてる皆様へ 2. Kのこと 3. Aのこと 4. 私のこと 5. Kの平屋物語 6. 回想 7. どうにもできないこと 8. 自助グループへ行ってみた 9. イネイブリング 10. A、自助グループへ 11. 脱落 12. 家族会 13. 記憶の中の部屋 14. 白髪の天使 15. 宇宙人の仕事 16. 路上生活者の深田さん 17. 大怪我 18. 後日談 19. 精神衛生福祉士 20. 目指せ!楽園ネズミ化計画 21. 断酒病院 22. スリップ 23. 断酒ポイントカード 24. 手紙 25. 共依存と赦し 26. あとがき
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シブヤメグミ『懺悔の値打ちもない』(POCKET ROADSIDERS)
¥1,650
新宿の片隅で秘密めいたバーを経営するシブヤメグミは「嵐を呼ぶ女」だ。ホストにホームレス、ミュージシャン、弁当屋のおやじにAV映画監督・・・・・・「このひとはいったいどうやってこんなに突拍子もない人間たちと出会って、いきなり親しくなってしまうんだろう」という積年の疑問が嵩じて、メールマガジンで「シブメグの人生小劇場」という連載をしてもらっているが、どんなすごいひとよりもすごい体験を、自分がずっと抱えたまま生きていることを最近知った。 実の母親が巻き込まれしゃぶり尽くされ食いちぎられた、どうしようもなく圧倒的に獣のような男の欲望人生を、餌食となった女たちがいま語り出す。読んでつまらないから三文小説と言うけれど、どんなに想像力が枯渇した小説家でも躊躇するような展開が現実に起こってしまうと、その圧倒的なリアリティに僕らは立ちすくむしかないのだった。 都築響一
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日記集 水筒 / 蟹の親子
¥1,595
つい先日『脳のお休み』で商業出版デビューも果たした蟹の親子さんの私家版日記集の最新作『水筒』が入荷しました。『脳のお休み』執筆の日々が丸々収録されているので、直接言及されていなくとも『脳おや』の裏面としても読むことができると思います。僕はいま日記文学からは距離を置いているけれど、彼女の日記は当然読む、ぐいぐい読む。いや、脳がお休みする暇もないくらい読まされる。やっぱり面白い。風呂に本を落とす描写なんて読んだことないでしょう?「つるっと手から離れ、泡を吐きながら沈む」って蟹やんか(笑)。或いは新幹線の窓に貼りついた雨粒を見て精子が泳いでいる映像を想起させるあたりが、僕が彼女を武田百合子の正統的後継者だと断言する所以ですね。そして蟹の親子さんが日記を書くたびにこちらの妄想を刺激する伴侶Tさんの存在。匂いや癖のようなものまで詳細に記されているのに一向に像を結ばないところがマジで凄い、これはもう直接すんすんするしかない(笑)。ほんで光栄なことにタラウマラが度々登場するんですけど、拙書『PATSATの日記』を除いて、他者が読むことを前提に書かれた日記でここまで東淀川区淡路が登場する作品は本書か豊田道倫『キッチンにて』くらいのもんですよ。東淀川区民のみんなは絶対読んでください。こうして読むと、僕と蟹の親子さん、ほんまによう喋ってるな。それと某編集長が格言めいた助言をする箇所は正直イラっとしました(笑)。まだまだ書きたいことは山ほどあるんですが、あとは各自で楽しんで頂くことにして、最後にひとつだけ、「風呂で保坂和志」というパワーワードに思わず吹き出しました。 [収録内容] 2023年1月1日〜12月31日までの日記 サイズ:A6 本文:512ページ スピン付き 本体価格1450円+税
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OBATA LEO / 目下茫洋(ZINE)
¥1,000
SOLD OUT
詳細はこちらのレビューをご参照下さい。 (https://www.tumblr.com/patsatshit) OBATA LEOの最新作『目下茫洋』は、数多あるフェミニズム関連のテキストとは一線を画する。あまりにグロテスクでおぞましい、だからこそ美しいなどという常套句を粉砕する「弱さ」に貫かれた思考の遍歴。貫く我々♂ではなく、貫かれる♀の身体から滴る分泌液で書かれた紋様のようで、誌面に一定の形状で留められている訳ではない。読む者の素養に左右されるようにして、その形状は刻一刻と微細に変化するだろう。こちらは無数に排泄するが、あちらはたったひとつで対峙している。なにも戦地は彼の地だけではない。戦場は僕やあなたのすぐそばで、いまもネバっこく股を開けている。 臍の下に埋め込まれた爆弾を抉りとるための努力を続けながら、同時にあるのかわからない最終地点に向けて爆弾を運ぶ。本当は抉り取ることはできないとわかっていても、背骨を曲げて運び続けることが、すなわち生きることになっている。 (本文より抜粋)
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OBATA LEO / ROLLER SKATE PARK (zine)
¥1,000
SOLD OUT
いま私がいちばん求めている言葉がここにあります。つまりいま一番読んでもらいたい本ということになります。安易に言葉にすることで得られる快楽とは無縁の、押し黙ってもなお体内から滲みでた膿のような書。ポップな装丁と全20頁という軽やかさに騙されてはいけません。その実、ゴリっとハーコーな精神が渦巻いています。大袈裟ではなく田口史人さんのエッセイと共振する稀有なzineだと思います。特に「筋を折れる」は白眉。武田百合子や多和田葉子という稀有な書き手ががときに垣間見せてくれるゾッとする風景を立ち上がらせています。あと「ミハル」の「あ、今はもうないんですけど」に胸がすく想いでした。とにかく読んで下さい。 本文 小幡玲央 表紙絵 にの 目次 1、横顔 2、きみの夢 3、筋を折れる 4、空中楼閣 5、居ない 6、光る街 7、もつれ 8、何処へ
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AZUMI / icoma vol.11(カセットテープ)
¥1,500
SOLD OUT
AZUMIさんの名作「icons vol.11」が犬風さんのキコリレコードより、カセットテープとなって復刻です。内容についての素晴らしさはCDの時に饒舌を弄したので割愛しますが、テープの質感との相性も抜群です。