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作 伊藤 亜和 絵 出口 かずみ / モプーはヘンダ
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人はみんなと一緒が安心するし、影響力のある人について行きたくなるし、選択肢さえ委ねて選んでほしくなる、そんなのはまだ全然マシで、委ね選ばされていることにも気がつけずに自分の意志で選択しているような気になっている人も沢山いる。誰かが読んだ本、誰かが観た映画、誰かが食べたもの、誰かが着ている服、誰かが行った場所、誰かと同じ生き方…、そこからはみ出ちゃってる人のことを「ヘンダ」と思う、思ったら言う、笑っちゃう。すると「へんだ」は増殖する。いつの間にか言われた人は「へんだ」に囚われて身動きが取れなくなる。でも本当は変じゃない人なんておらんやん。気を衒った変さじゃなくて、いまそこにある変さをみんなで差し出しあえたら素敵やん。一部のアーティストを除いて最近はヒップホップを聴くのが本当に苦痛になってきて、それは自分たちの過剰さを肯定して、そうではない人を「へんだへんだ」と糾弾するから。僕は最近の多くのラップミュージックよりもこの絵本の方がもっとずっとヒップホップだと思う。
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